「星のとりで 箱館新戦記」 碧也ぴんく 新書館

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柄杓星はどこにいても見える
銀はそれを見たら思い出せ
その下で戦っている我らのことを

すいぶんご無沙汰してしまいました。久しぶりに新選組ものでこの先が楽しみな作品に出合ったので紹介したいと思います。
なぜこんなに更新が滞ったかというと、公私ともに忙しかったということもありますが、最近これぞという時代小説に巡り合えず、NHK大河の直虎は後半から急につまらなくなり。時代庵から遠ざかっておりました。時々Twitterでつぶやいてはいたのですが。
しかし、2018年の大河は西郷隆盛が主人公で「西郷どん!」ということで、幕末・維新・薩摩と私の大好物三大要素が整いました。ということで今年は大河に注目しております。Twitterのほうで、大河については色々つぶやくと思います。

さて。前置きが長くなりました。
今回はコミックスで土方歳三様を描いている「星のとりで」。
碧也ぴんくさんという漫画家さんは今まで知りませんでしたが、いい味出してくれてます。それに、この方、絶対土方歳三様が好きですね。歳三愛をひしひしと感じる作品です。巻末の参考文献の多さ!碧也さんのこの作品への打ちこみぶりが感じ取れます。
タイトルのとおり、この作品は、歳三様が箱館に渡ってからの戦いぶりを描いているのですが、歳三様の小姓、市村鉄之助の視線から描かれています。そう、この鉄之助って時点で、新選組の歴史に詳しい人や、司馬遼太郎先生の「燃えよ剣」を読んだ人なら、この先の展開を想像して目に涙が浮かんじゃいます・・・。
鉄之助の他にも小姓として少年達が箱館に渡り、彼らも戦いに参加していきます。まだ一巻目で、連載中ですからこれから本格的な戦争になり、この少年達がどうなってしまうのか不安ですが・・・。とにかく歳三様が近藤さん達を失った悲しみを胸に秘めながらも、とにかく恰好よく、勇ましく、闘っていくのです。土方歳三様のファンには一巻目からとりこになる作品です。
そして、あまり新選組作品でも丁寧に書かれない新選組隊士達も登場してきて、お話の重要な役割を担っていそうで期待大。それから幕府軍に参加している人達も濃いキャラ&美形ぞろい(←これはけっこう史実。伊庭八郎とか春日左衛門とか史実として美男子であったのです)で、歳三様以外のキャラがたっていて面白いです。

タイトルの「星のとりで」とうのは、柄杓星、つまち北斗七星の一つの星が開陽という将軍を守る砦の星だということからきてます。冒頭引用したセリフは、土方歳三様は小姓たちにその話をしている時のもの。歳三様、私もこれから北斗七星を見たら、歳三様のことを思い出します・・・。

それからフランス人のブリュネさん。軍籍を脱してまで幕府軍に参じて一緒に戦った、義理人情を絵にかいたようなフランス軍元大尉と、その通訳の日本人少年、愛称アラミスくんも登場するのですが、この二人もいい味出しています。

これからどういう展開になるのか、いえ、箱館戦争がどういう結末になるのか、私たちは知っているわけだけど、この作品の登場人物達がどのような生き様を見せてくれるのか、楽しみです。


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